【神の化身】シュリー・サイ・サッチャリータより(シルディ・サイババの伝記)No.0004

【神の化身】シュリー・サイ・サッチャリータより(シルディ・サイババの伝記)No.0004

 シルディ・サイ・ババはヨガの行をを全て知っていた。ドーティ(巾三インチ長さ22.5インチの湿った布を口から飲み込み胃を清める)やダンダヨガ(四肢をバラバラにして、つなげる)を含む六つの行をよく知っていた。

 シルディ・サイ・ババはヒンズー教徒と考えるにしては、非ヒンズー教徒のように見えた。しかし、シルディ・サイ・ババを非ヒンズー教徒と考えるにしては、彼は敬虔なヒンズー教徒に見えた。シルディ・サイ・ババがヒンズー教徒であるか、イスラム教徒であるかを、はっきり知っている者はいない。

 シルディ・サイ・ババはヒンズー教の祭りであるラーマ・ナヴァミ祭をまったく儀式通りに行い。同時にイスラーム教の「サンダル」の行列も行った。祭りの日には相撲試合を奨励し、勝った者に褒美を与えた。
 ゴカル・アシュタミが来た時、シルディ・サイ・ババは「ゴパル・カラ」の儀式を正しく行い、またイド祭の日には、イスラム教徒がシルディ・サイ・ババはの回教寺院で祈りを唱えることを許した。
 あるイスラムの祭りで、イスラム教徒が回教寺院にタジア(紙製のモスクの模型)を建てたいと願い出たとき、シルディ・サイ・ババは回教寺院に四日間それを置くことを許し、行列にも加えた。しかし、五日目になると回教寺院から、きれいさっぱり取り除かせた。

 シルディ・サイ・ババをイスラム教徒と考えるにしては、かれの耳には穴が開けてあった(ヒンズーの風習)。ヒンズー教徒と考えるには、割礼(シルディ・サイ・ババと親しいナサヘブ・チャンドルカール氏、シルディ・サイ・ババは自らすすんで割礼をしたのではないそうだが)があった。

 シルディ・サイ・ババをヒンズーと呼ぶとすれば、回教寺院で暮らしていたのをどう考えたらいいのか。イスラム教徒であるにしては、いつもドウーニ(神聖火)を燃やしていた。しかし、イスラムの教え、すなわち手臼でひき、コンチをもやし、鈴を鳴らし、水の中への捧げもの、バジャン、食物の施与、アールギャ(水)によるババの御足の礼拝などがあった。シルディ・サイ・ババをイスラム教徒と考える時、最も優れたバラモンや、アグニホトリ(火による礼拝)を行う者が、正統的なやり方を投げ捨て、シルディ・サイ・ババの御足にひれ伏した有様をどう解釈すべきだろうか。

 シルディ・サイ・ババはがヒンズーかイスラムかを問題にする人も、シルディ・サイ・ババのダルシャンを得れば心を奪われます。シルディ・サイ・ババがヒンズー教徒かイスラム教徒かを明白に決定したものはない。
 しかし、それも不思議ではない。なぜなら個我意識と肉体意識を捨てて神に全託し、かくして神と一つになった者は、どの宗派に帰属しているかどうかはもはや問題ではない。シルディ・サイ・ババはカースト間や、人と人との間に区別を認めない聖者だった。シルディ・サイ・ババはファーキル等に交じって肉や魚を食べたが、犬が皿をなめにきても咎めることはしなかった。

 シルディ・サイ・ババはそのように、素晴らしいユニークな神の化身だった。実際、シルディ・サイ・ババは、純粋意識であり、絶対の歓喜です。シルディ・サイ・ババの偉大さとユニークさとを十分に言い尽くすことは出来ない。シルディ・サイ・ババにサレンダーすることとが出来た者は、シルディ・サイ・ババの中に自己を確立した。
 大勢の出家、霊性修行者、ありとあらゆる人が永遠の解脱を求めてシルディ・サイ・ババのもとを訪れた。シルディ・サイ・ババはいつも彼等と共に歩き、語り、笑い、そして「アッラー・マリク(すべては神のもの)」と口ずさんでいました。
 シルディ・サイ・ババは決して議論をしなかっうた。いつも平静で落ち着いていた。時として苛立ちを示すことはあったが、いつもヴェーダ哲学を説き、最後までシルディ・サイ・ババが誰なのか解ったものはいなかった。
 シルディ・サイ・ババは王子も乞食もわけへだてなく扱った。全ての人の心の奥深く秘められた秘密を知り、それを指摘された人はみな驚いた。彼はあらゆる知識をすべて備えていたが、何も知らないような振りをしていた。シルディ・サイ・ババはまた名誉を好まなかった。シルディ・サイ・ババはこのような人柄だった。
 人間の身体をしてはいたものの、行うことは神だった。あらゆる人がシルディ・サイ・ババをシルディ村に住み給う神として崇めていた。

<祈り:シュリー・ガネーシャ、シュリー・サラスワティ、シュリー・グル・マハラジに礼を尽くします。敬愛するグルデーヴァ、シュリー・シルディ・サイババにつつしんで頭を垂れます>

(続く)

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